2019年12月12日

「マクベス」by 「DULL-COLORED POP」  at KAAT

「マクベス」by 「DULL-COLORED POP」  at KAAT
公式サイトはここ
http://www.dcpop.org/

 90分のマクベスです。まあ内容はご察しの通り。
それに冒頭から、
3人の魔女たちが、歌う。場所はどこなんだろう?
でも雰囲気はキャバレーかな。
少しきわどい衣装でもあるし、
体のラインはそこそこ、お見せいただける、というか
あなた、股を広げすぎだよ、と思う私です。
この歌はオリジナルなんでしょうねえ。
歌詞も、そこそこマクベスの魔女をしてました。

私は初めてこの劇団を見るので
この魔女たちがマクベスの中でも役を割り振られているんですね。
はじめのうちは全く気が付かなかった。
そうそうキャバレーもどきのレビューぽい踊りと歌は
少しジャズっぽい。それもディキシーランドジャズぽいテイストだったと思う。
ラグタイム系だったかな。そこは現地で確認してください。
ロックではない。
ロックだったらかっこよかっただろうにとは思います。
それはこの劇の終わりとリンクすると思うねえ。
終わりが特殊なんですよ、今回の芝居は。
全体を通した音楽でいうと
劇全般にピアノ中心に良いメロディーがつけられており、
なんというか、
時の流れの中で、登場人物の心の機微が表現されているようで
すごくここは共感しました。素晴らしい音のつけ方です。これは驚いたところ。

それとこれは書かないといけないか。
夫人の入浴シーンがあるんです。一応、ヌーブラをつけているけど、
まあきわどいシーンには変わらない。
劇団のスタンスなんですが、これは池袋の劇場ならばヌードで、KAATなら
ヌーブラなのか?もともとヌーブラで行っていたのかはわかりません。

話は飛びますが
ダンスで
20数年前
横浜でピナバウシュが来たとき、ほかのダンスカンパニーが
舞台上のヌードになったのですがクレームが来て初日で終わったということもありました。
ダンスの場合は身体表現なのであまり目くじらを立てる必要はないと思いますけどね。

話を戻して
いろいろと独自の解釈も入れながら、話を膨らませるところは膨らませて
進んでいきます。
それは
ある程度分かるようにできている。
この流れについては私も全く異論はございません。それで十分かと思う。

ただし、演出とか、演技の問題ではなく
自分の罪を感じて気がおかしくなるシーンの象徴の一つ、
手の血を幻影で見てしまうシーンを見て、
私は、マクベスはまだ、犯罪が今ほど不条理な時代に書かれたんだなあ、と改めて
思った。
今の犯罪は本当におかしいからねえ。この異常さの反面教師のように感じました。
そんな感じで、いろいろと自分たちの味を付けくわえながらも
楽しそうに演じているのを見ていると応援はしたくはなる。
ただ、劇場の舞台が大きすぎた感はあるね。
あそこはスタジオなので横も奥行きも意外とあるんで、そこは苦労しましたね。
それは見ていてもすごくよくわかりました。だから劇の空間に本当の空気の空間が入り込んでしまう。
芝居と観客が距離感があるんですよ。
それを
花道や、四方からの登場などで補ってはいたけど、限界はあった。しかしそれは批判ではなく
仕方ないかなあ、という程度。

最後に、
昨今の国会中継ネタががでて、終わり方は本編と違う。
そう、自分たちの問題を押し切ってしまう強引さがあった。それを書いたからには
マクベスも現代ではあのくらい異常性を持っても普通にその地位は保全されたということを言いたいと
解釈しましたよ、私は。

ここ感じたら、拍手です。
初日のせいか、ここで終わるだろ?
三島さんの「わが友ヒットラー」張りの終わり方ですよ、と思っていました。が拍手は起きなかった。

これも客層と舞台側と少し温度差があったのかな、と思いました。

まあ初日ということでは
セリフがあやふやなところも多々あったけど、
女性陣がかわいいので許そう。
まあ男優も
だれだれに似た感じの人というのはいました。
今どきの劇団は有名になる人と、それもどきの人との差が本当に紙一重なんだなあとここでも思った次第。

サクッと楽しめる、エロイ「マクベス」というべきかな?
いや、エロさの中に、人間とは、それに弱い存在なんだよな、というのが隠れている気がする。
エロさを出すと、テーマを変えて付け加えてもOKだぜ、みたいな。
でも
見ておいて損はないと思います。演出は1980年70年代とかのテイストがあるかな。
既視感が至る所にありました。そしていろいろな芝居を思い出しました。
でもそれらの芝居からすると
女優陣は圧倒的にかわいいですよ。女優もだれだれに似ているというのはありました。
本当に紙一重の世界なんだなあと思う。
変な感想でしたが、
見るなら、
途中、シャンパンが配られる席でどうぞ。あのシャンパンはおいしいですよ。これもネタバレか。
posted by ariel at 23:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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